「どんな精油なのか知りたい」、「どの精油を選んだら良いのか分からない」というような声をよく耳にします。
アロマの専門店に行けばたくさんの精油がズラーっと並んでいますし、「これだ!」という1本と出会うのは本当に大変なものです。
ここではテーマになった植物の基本情報やブレンドのコツをまとめてみました。最後におすすめの精油ブランドも紹介しています。
皆さんの購入するときの参考にしてもらえると嬉しいです。

プロフィール
このフルーツが最初に発見されたのは、18世紀のバルバドス(カリブ海の島)で、ポメロ(ブンタン)とスイート・オレンジの自然交配種として確認されました。
果実がブドウのようにふさ状につくことから、『グレープフルーツ』という名前がつけられたとも言われています。
また、品種として20種ほどの種類がありますが、赤みの度合いでルビー、スタールビー、リオレッドなどの品種に分けられています。
赤みの強さによって甘みの度合いが増して、苦味が少なくなることが特徴です。
また、精油は果皮から抽出されていますが、全て同じことが言えます。
香りのイメージ

- 果実そのままのフレッシュな香り
- 爽やかなみずみずしい香りと、果皮の少し苦味のある香り
- 甘酸っぱい中に特有のほろ苦さを感じる、爽やかでありながらも、どこか大人っぽさを感じさせる香り。
精油プロフィール
| 植物名 | グレープフルーツ/Grapefruit |
| 学名 | Citrus paradisi |
| 科名 | ミカン科 |
| 属名 | ミカン属 |
| 和名 | グレープフルーツ |
| 別名 | ポメロ・トローニャ・パンプルムース |
| 産地 | アメリカ・メキシコ・アルゼンチン・イスラエル・ブラジル |
| 抽出方法 | 圧搾法(ホワイトグレープフルーツに関しては水蒸気蒸留法の精油もあり) 水蒸気蒸留法 |
| 部位 | 果皮 |
| 主な成分 | リモネン α-ピネン (微量成分)フロクマリン (微量成分)オクタナール (微量成分)デカナールなど |
| 主な作用 | 抗うつ 健胃 食欲調整 血圧降下 精神高揚 うっ滞除去 利尿 加温 抗菌 抗ウイルス 脂肪溶解 |
| ノート | トップ |
| 東洋医学から見た性質 | 凉/燥 |
| 五行説 | 木(そして土) |
| 花言葉 | 「乙女の無邪気」 |
| 誕生花 | 3/4 |
注意事項・禁忌
- 光毒性に注意しましょう。
- 皮膚刺激に注意しましょう。
- 高濃度での長期使用は避けてください。
こちらの記事で光毒性と皮膚刺激を詳しく解説しています。

効果・効能
身体
身体:むくみ、セリュライト、ダイエット、冷え性、肩こり、二日酔い、消化不良など
肌:デオドラント、ニキビ、吹き出物、シミ、ヘアケアなど
リモネンの働きが血液やリンパを刺激することで余分な水分や老廃物へアプローチしてくれたり、消化器系の蠕動運動を高めてくれるので食べ過ぎて苦しいときにも有効です。
特に二日酔いなどの身体を浄化したいときにはローズマリー・ベルベノンやレモン、ペパーミントなどとブレンドした香りを使うと、スッキリした香りが吐き気や発汗を促してくれ、身体の不快な症状を軽くしてくれます。
また、デオドラント対策に期待ができます。
年中使いたい香りですが、特に初夏からの汗ばむ時期やスポーツの後にはより体臭を防いでくれるでしょう。
皮脂の分泌を調整してくれるので脂性肌の方やニキビ、吹き出物で悩んでいるときにはラベンダーやティーツリーとブレンドし、ローションやスプレーでケアする方法もあります。
心
落ち込み、自信喪失、過度な批判、イライラ、不機嫌、不安、動揺など
香りが広がると一瞬で空気を変え、心配や緊張した気持ちをほぐして楽しい幸福感をもたらしてくれたり、反対に交感神経が緊張しすぎているようなときには落ち着かせてくれる働きを持っているため気持ちのバランスを上手く取ってくれる香りです。
自分自身を上手にコントロールしてハッピーな気持ちを保つことができるため、手元に置いておく精油のひとつにしておくと良いでしょう。
ブレンドにオススメしたい香り

シトラス系、フローラル系、レジン系、ハーバル系、ウッディー系、スパイス系とほとんどの香りと好相性です。
ブレンドエンハンサーとして使うことで受け入れやすい香りに変化させてくれます。
また、ルームフレグランスにも最適な香りのひとつです。
リンパや静脈の流れをサポートしたいならウッディー系とのブレンド、リラックスや多幸感を与えたいときはローズウッド、ジャスミン、イランイランとのブレンドをオススメします。
主な使用方法



