ペパーミント/Peppermint

「どんな精油なのか知りたい」、「どの精油を選んだら良いのか分からない」というような声をよく耳にします。
確かにアロマの専門店に行けばたくさんの精油がズラーっと並んでいますし、「これだ！」という1本と出会うのは本当に大変です。
ここではテーマになった植物の歴史や情報、ブレンドのコツをまとめてみました。
皆さんの購入するときの参考にしてもらえると嬉しいです。

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プロフィール

プロフィール

植物の特徴・特性
ペパーミントは草丈が30〜100cmほどの多年性の草本です。白や紫色の小さな花が咲いて、精油は葉と花（根を除いた全草）から抽出します。近縁種、交配種と品種が無限にある品種の中で、ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交配種だと考えられています。

スペアミントとウォーターミント

スペアミント/Speamint

言語であるスペアは、刃先が槍のような形をしているから。ペパーミントよりも穏やかで甘い香りで、ガムや歯磨きのペーストキャンディーのフレーバーに使われることが多い。

ウォーターミント/Mentha aquatica

別名ヌマハッカとも言われており、浸水するような場所でも生息する植物です。精油としてはとても強いミントの香りがします。芳香成分が強いため、ハーブティーとしてはおすすめできません。

近年は世界中の温暖な地域で見つけることができるペパーミント。アメリカ産のものは産地によって香りに特徴があるとも言われています。

学名の由来
menthaはラテン語の『考える』という意味のmenteに由来しています。そしてピリッとした」辛味のある香りから“piperita”（コショウのような）という種名が付けられています。

基本データ

植物名	ペパーミント/Peppermint
学名	Mentha piperita
科名	シソ科
属名	ハッカ属
和名別名	セイヨウハッカ（西洋薄荷）コショウハッカ（胡椒薄荷）
産地	イギリス・フランス・アメリカ・中国・イタリア
抽出方法	水蒸気蒸留法
部位	花と葉（根を除いた全草）
主な成分	l-メントール・1.8-シネオール・酢酸メンチル・メントン・プレゴン・リモネン・メントフラン
ノート	トップ
中医学から見たエネルギー	凉・燥
陰陽五行説	土と木
花言葉	「永遠の爽快」「心の暖かさ」「美徳」「真心」
誕生花	3/16・5/28・6/28・12/21

注意事項・禁忌

・妊娠中・授乳中は使用できません。
・6才未満の乳幼児、高血圧の方、てんかんを持っている方は使用できません。
・体温を下げるちからが強いため高濃度、広範囲で塗布したりしないでください。
・皮膚刺激や粘膜刺激が起こることがありますので、皮膚が敏感な方は注意してください。
・一時的に月経量が多くなる可能性があります。出血量が多かったりする方は気をつけてください。

効果・効能※薬機法の都合で詳細には記載することができません。

身体

多方面で幅広く使える精油です。乗り物酔いや胸焼けはもちろんのこと、消化器系のトラブルにはまず使いたい香りになります。ただの食べ過ぎのときだけではなく、ストレスが溜まってしまった結果に起きてしまう胃の痛みなどにも役に立つでしょう。
また、適度に使用することで咳や鼻詰まりのケアにも向いています。
注意したいのが、ペパーミントは血圧を上げる働きがあります。低血圧の方が利用することには問題ありませんが、高血圧の方は使用を避けてください。

皮膚に関しては刺激が強いのでフェイシャルへは不向きです。しかし、デオドラント対策としてはとても活躍してくれる香りですのでボディースプレーの形で使うことをおすすめします。